へ…??



「ちょっ……と…??」


焦りながら瀬戸口くんの背中をポンポンする。



すると、ガバッと顔を上げる。



「……ごめん」


それだけいうと音楽室から出て行ってしまう。



怒らせちゃったかな…??

悪いことでもしちゃったかな…??





その日は、そのことしか頭になかった。