俺様王子とラブレッスン①




私は、拳を握りしめて



「わ、私と……話してくれませんか…?」


大きな声でそう言うと



ポカーンとした顔で私を見てる。



え……??




へ、変なこと言った…!?



瀬戸口くんを見てみると



笑いをこらえてる感じで



お腹をおさえていた。





「ぶっ……ははっ!!! 別にいいけど?」


男の人がそう言ってくれたから


「あ、ありがとうございますっ…!!!」


深々と頭を下げた。