「今日は、解散な!!
じゃあ、帰れ!」


え?


か、帰れって………??



お、俺様じゃないですかっ!?



鞄を持って会議室のドアを出る瀬戸口くんに


「さ、さよなら…!!!







瀬戸口くんっ……!!」




勇気を振り絞って言ってみる。




チラッと私を見てから



「"瀬戸口くん"ねぇ。
いんじゃね?」


ニコッと笑う。


少しだけ、ドキッとしたのは



秘密にしよう。