コンコンっと2回ノックしてから



恐る恐るドアを開ける



「あ、あの……葛西 心愛です!!」


自己紹介してから、入ると



「おせぇ。 何してんの?」


さっきの人が居た。



「す、すいません!!!」


ペコッとすると

「いや、へーき。」



そんなこと言ってくれる男の人。



「そーいえば、まだ言ってなかったな。
俺の名前。」




あ!!


そーいえば、聞いてない……かも?



「俺の名前は瀬戸口 瞬な。
よろしく!!!」


そう言って手を出してくるけど



こ、この手を握った瞬間



折られちゃうとかないよねっ!?



う、うわあ…!!



どうすればいいんだろう…。



悩んでいると



「ほら、手を出せよ!!
つか、そんなにビビんなくても…
手は、出さねえよ」




えーー?




本当っ!?



「つか、逆にビクビクしてる方が
手、出したくなるからやめてくんね?

あ、俺の事は好きなように呼んで。
てことで心愛。」


え?



こ、心愛!?



い、いきなり呼び捨てですか…??


や、やっぱり…





男の子って怖い!!!



ビクビクしてると


グイッと手を引っ張られて


会議室の机に体を乗っけられる。