「どうしたらって、お前なあー。
考えてなかったのかよ」


チョップしてくる雄大。


「あれが、俺なりに考えた
結果なんだよ!」



俺なり……か。


「ふぅん。
不器用なやつ」


そう言うとまたこっちを振り向いて



「これからは、心愛ちゃんを
見守っとけばいんじゃねえの?
お前のことだから……



ストーカーになるな、きっと。」


うんうんっと頷きながら話し出す。


コイツなあーーー!!


「ならねーよっ!!!

見守る……か。」



もう、側にはいてやれねえけど



見守ることは、できんじゃねえの?


そう思い、



俺は、心愛を見守ることにした。