嫌われたら



もう、lessonは終わりだ。




俺は、寝てる心愛に優しくキスをしてから


手紙を残してから




下駄箱に向かった。



靴を履いてると


「せとっ、ぐち…くんっ!!」


泣きそうな声で俺を呼ぶ声。



顔なんて見なくてもわかる。



でも、優しくしたらダメなんだ。



「………なに?」


めんどくさそうに振り向くと


ひどく泣き疲れた心愛の顔。



こんなに、泣いたのかよ…。




だったら、本当に俺といない方がいいよな




だから、わざわざ


アイツが傷つく言葉並べて


わざと嫌われる。