ぼくのことだけ見てなよ

だけど捕まるのは、あっという間で。運動の苦手なわたしは、派手に転ぶというザマ。

追っかけてきた彼女らに、腕を掴まれ、屋上に連れてかれた。抵抗しても、人数が多くて、どうにもできない。

どうして、こんな目に遭わなくちゃいけないんだろう。と、涙がボロボロ頬を伝う。

屋上へ着くと、一人の女子に蹴飛ばされて、わたしは転がった。それに続けとばかりに、数人の女子にお腹や足などを蹴られて、それに耐えることしかできなかった。

「今すぐ、消えなさいよ!」

そんなこと言われたって困る。わたしだって、高校は卒業したいし、授業料は親が払ってくれてるんだ。

〝消えろ〟と言われて〝はい、わかりました〟で、消えれるはずがない。

「先輩たちや、いろんな子が言ってた。楓くん、急に遊んでくれなくなったって。それって、アンタのせいでしょ!?」
「そんなのっ、知らないっ…!」

確かに昼間会った先輩が言ってた。でも、それはただ美島が止めただけかもしれない。

どうしてそれだけで、わたしのせいになるの?いつ、わたしが美島のことを変えたと言うの?