不覚にも〝キュン〟としてしまった、美島の言葉に…。〝そんなの、ぼくがさせないから〟なんて自信がないと言えないセリフだよ!
「だから、見せて?」
「……でも」
「椿姫」
「………」
「あー、もう。ホント、めんどくさい子。椿姫!」
「は、はいっ」
若干、大きめの声で名前を呼ばれると、意味もなく背筋をピンと伸ばし返事をしてしまった。
「お手!」
「はい!…っ、あ、チガっ!今のナシっ!」
「捕まえた。くくっ、やっぱ椿姫ってカワイイ」
「……っ、」
バカだ、わたし。ホント、バカ!〝お手〟と言われて素直に、手をのせるバカがどこにいるのよ…。
しかも、またカワイイとか言うし…!そのカワイイで、わたしの心臓も間違えて、ドキドキしてるし!あー、もうっ!!
「あーぁ。指先ヤっちゃったんだ。こんなのティッシュで抑えてたって、止まんないよ」
「え、ウソ…」
「とりあえず、消毒しないと。……つっても、消毒液ないし。ま、いいか」
なにが、いいのかサッパリわたしには、わからない。ほっとかれる?と思ったけど、わたしの手を掴んだままだから、どうやら見捨てる気はないらしい。
「はい、じゃあ。みんなチュウモクー」
大きめの声で美島が言うと、ファンどもどころか、松井も那津も、並んでるお客さんまでもが、こちらに目を向けた。
「だから、見せて?」
「……でも」
「椿姫」
「………」
「あー、もう。ホント、めんどくさい子。椿姫!」
「は、はいっ」
若干、大きめの声で名前を呼ばれると、意味もなく背筋をピンと伸ばし返事をしてしまった。
「お手!」
「はい!…っ、あ、チガっ!今のナシっ!」
「捕まえた。くくっ、やっぱ椿姫ってカワイイ」
「……っ、」
バカだ、わたし。ホント、バカ!〝お手〟と言われて素直に、手をのせるバカがどこにいるのよ…。
しかも、またカワイイとか言うし…!そのカワイイで、わたしの心臓も間違えて、ドキドキしてるし!あー、もうっ!!
「あーぁ。指先ヤっちゃったんだ。こんなのティッシュで抑えてたって、止まんないよ」
「え、ウソ…」
「とりあえず、消毒しないと。……つっても、消毒液ないし。ま、いいか」
なにが、いいのかサッパリわたしには、わからない。ほっとかれる?と思ったけど、わたしの手を掴んだままだから、どうやら見捨てる気はないらしい。
「はい、じゃあ。みんなチュウモクー」
大きめの声で美島が言うと、ファンどもどころか、松井も那津も、並んでるお客さんまでもが、こちらに目を向けた。

