ぼくのことだけ見てなよ

「椿姫ちゃんで遊ばないで!」
「那津…」

那津は知ってる。わたしがどうして男の人を受け付けないのか、を。

那津にだけは話してるから。だから、那津は美島の発言が許せなかったんだろう。

那津のような信頼できる友達がいて、わたしはホントに幸せモノだ。

「あー、ごめん…ね?」

美島も、まさか那津がこんなことを言うなんて思っていなかったんだろう。戸惑いながらも、那津に向かって謝った。

「わたしじゃなくて、椿姫ちゃんに謝ってください!!」
「あ、あぁ…うん…」

那津、きみはいつからそんなに強くなったの…?美島、ビックリしてるよ。

「及川、ごめん」
「あ、うん」

なんだか変な空気に、なっちゃったな…。これはこれで困ったな。