ぼくのことだけ見てなよ

なに考えてんのよ、このオトコどもは!ほら、またわたし敵いっぱいできたじゃない…!

周りを見ると、美島のファンたちがすごい顔で睨みつけていた…。あー、もうヤダ…。

「イヤ?」
「…っ、当たり前でしょうが!離れて!変態!!」
「誰のおかげで、全部埋めれたのかなぁ?」
「う……」

それを言われると、なにも言い返せない…。美島がいなかったら、どうなってたか…。

「み、みんなが見てるでしょ…!」
「あー、みんなが見てなきゃいいんだね」
「え、ちょ、そういう問題じゃ、」
「鈴井さん、5分だけ借りるね」
「え?あ、はい」
「ちょっと、那津!返事しないで助けてよ!!」

なんて言ってる間にズルズルと引っ張られ、あっという間に空き教室へと連れてかれた。

そして、さっきの続きと言わんばかりに、わたしのカラダを優しく包み込む。

「も、もういいでしょ!」
「んー、もうちょっと」
「……っ、」

もうちょっと、って!!わたしは美島のなにっ!?そもそも、なんでこんなことになってんの!

「み、美島っ!」
「ん」
「こ、こんなことしてっ!どういうつもりっ!?」
「んー、こういうつもり」
「………」