「淳平……わたし……」
「ほら、早く行ってこいって」
「でも!」
「もし、また裏切られたら俺が、またぶん殴ってやるっつーの」
「淳平……」
「ほら。好きですって、言ってこいって」
「バカっ…!」
それだけ言うと、わたしは美島目がけて走った。美島の家なんか知らないから、どっち方面行けばいいのかなんて、わかんない。
けど、今はそんなこと考えてる余裕もない。だから、とりあえずひたすら、まっすぐ走った。走って走って走って、息が切れそうになった時、さっきまで見てた背中が目の前に見えた。
「……っ、美島っ!!」
「え、椿姫…?」
ちょうど角を曲がりそうだった美島の背中に、大きな声で名前を呼ぶと美島のカラダがピタリと止まり、そして振り返った美島は、わたしを見るなり目を丸くして驚いた顔をした。
美島が立ち止まって、わたしはゆっくりと美島に近付く。一歩一歩、近付くたびに、わたしの心臓がドキドキとして。
「あ、の……」
目の前にまで来たはいいけど、なんて言っていいのか、わからず、美島の顔を見れないわたしは、とっさに俯いた。
「どうしたの、椿姫。そんなに一生懸命走って、ぼくのとこに来てくれたなんて。勘違いしちゃいそうになるんだけど?」
「して、いい……」
「え?なに?」
「だ、からっ…!勘違い!してもいい……」
あーっ、どうしてわたしは、どんな状況でも素直になれないんだろっ!なに上から目線で言っちゃってんだろっ。
「ほら、早く行ってこいって」
「でも!」
「もし、また裏切られたら俺が、またぶん殴ってやるっつーの」
「淳平……」
「ほら。好きですって、言ってこいって」
「バカっ…!」
それだけ言うと、わたしは美島目がけて走った。美島の家なんか知らないから、どっち方面行けばいいのかなんて、わかんない。
けど、今はそんなこと考えてる余裕もない。だから、とりあえずひたすら、まっすぐ走った。走って走って走って、息が切れそうになった時、さっきまで見てた背中が目の前に見えた。
「……っ、美島っ!!」
「え、椿姫…?」
ちょうど角を曲がりそうだった美島の背中に、大きな声で名前を呼ぶと美島のカラダがピタリと止まり、そして振り返った美島は、わたしを見るなり目を丸くして驚いた顔をした。
美島が立ち止まって、わたしはゆっくりと美島に近付く。一歩一歩、近付くたびに、わたしの心臓がドキドキとして。
「あ、の……」
目の前にまで来たはいいけど、なんて言っていいのか、わからず、美島の顔を見れないわたしは、とっさに俯いた。
「どうしたの、椿姫。そんなに一生懸命走って、ぼくのとこに来てくれたなんて。勘違いしちゃいそうになるんだけど?」
「して、いい……」
「え?なに?」
「だ、からっ…!勘違い!してもいい……」
あーっ、どうしてわたしは、どんな状況でも素直になれないんだろっ!なに上から目線で言っちゃってんだろっ。

