なによ、単純って!!なんか、わたしがバカみたいじゃないっ!
「あ。怒った顔もカワイイよね」
「は、はぁっ?美島、ふざけてんのっ!?」
「なんでそうなるの。ぼくは、カワイイと思ったから言っただけだよ」
「………」
ホント、調子狂う…。こうしなきゃ、ああしなきゃ、って思ってることを全部ひっくり返してくるんだからっ。
「……一回しか、言わないから」
「…うん」
わたしがボソッと言うと、美島は少し驚いた顔をしたけど、すぐにフッと笑みを零し、わたしの話に耳を傾けてくれた。
「わたし、両親がいないって言ったでしょ?あれね、お父さんが浮気して離婚したの」
「…そう」
「うん。もうね、すごいケンカだったよ。わたしも淳平も部屋に引きこもるくらい。だからね、離婚って言われた時はホッとしたっていうのが正直な気持ちだった」
家に帰るのもイヤだったもんね。毎日毎日、話し合いという名の言い合い。淳平と2人で、いつも頭抱えてた。
「それでね、両親にどっちと暮らしたい?って聞かれたの。それで、わたしは淳平って言った。淳平も、椿姫って言ったんだ」
「それって…」
「うん、わたしも淳平も両親とは居たくなかったの」
べつに打ち合わせしてたわけじゃない。だから、淳平がわたしと一緒にって言った時はビックリしたけど、冷静に考えたら当たり前かって。
「最初は反対されたんだけどね。最後は両親が折れてくれたって感じ。ホントは、バイトして生活しようと思ってたんだけどね、両親がそれだけはダメって。だから、わたしがこうやって修学旅行に行けたのも両親のおかげなの」
「そう…」
「あ。怒った顔もカワイイよね」
「は、はぁっ?美島、ふざけてんのっ!?」
「なんでそうなるの。ぼくは、カワイイと思ったから言っただけだよ」
「………」
ホント、調子狂う…。こうしなきゃ、ああしなきゃ、って思ってることを全部ひっくり返してくるんだからっ。
「……一回しか、言わないから」
「…うん」
わたしがボソッと言うと、美島は少し驚いた顔をしたけど、すぐにフッと笑みを零し、わたしの話に耳を傾けてくれた。
「わたし、両親がいないって言ったでしょ?あれね、お父さんが浮気して離婚したの」
「…そう」
「うん。もうね、すごいケンカだったよ。わたしも淳平も部屋に引きこもるくらい。だからね、離婚って言われた時はホッとしたっていうのが正直な気持ちだった」
家に帰るのもイヤだったもんね。毎日毎日、話し合いという名の言い合い。淳平と2人で、いつも頭抱えてた。
「それでね、両親にどっちと暮らしたい?って聞かれたの。それで、わたしは淳平って言った。淳平も、椿姫って言ったんだ」
「それって…」
「うん、わたしも淳平も両親とは居たくなかったの」
べつに打ち合わせしてたわけじゃない。だから、淳平がわたしと一緒にって言った時はビックリしたけど、冷静に考えたら当たり前かって。
「最初は反対されたんだけどね。最後は両親が折れてくれたって感じ。ホントは、バイトして生活しようと思ってたんだけどね、両親がそれだけはダメって。だから、わたしがこうやって修学旅行に行けたのも両親のおかげなの」
「そう…」

