「ここにいたんだ」
「あ、松井」
「楓じゃなくて、残念だったか?」
「なに言ってるの。そんなことないよ」
「ふぅん。となり、いいか?」
「はい、どうぞ」
話しかけてきたのは、松井だった。多少はビックリしたけど、べつに残念なんて思ってない。わたしが席を少しズラして座り直すと、そのとなりに少しだけ開けてドカリと松井が座った。
「あのさ」
「うん?」
「楓は、すげぇいいヤツだよ」
「…ん?うん、前にも言ってたよね松井」
「あー、うん。そうだよな、言ったよな」
「うん。なに、どうしたの?松井らしくない」
「いや、うん…。なんかさ、見てたら、椿姫ちゃんも楓に好意持ってるように見えたからさ。なんで付き合わないのかな、って」
「あー、そう見えた?」
「うん」
やっぱり、そう見えるんだ…。坂井さんたちにも言われたもんね…。うーん、そう見えてしまうのは仕方ないことなのかなぁ…?
「美島のことはさ、キライではないよ。ぶっちゃけると、多分好きになりかけてる、もしかしたら好きなのかも…。その辺は自分でも、わかんないんだ…。自分の中でまだイロイロあって、踏み出せないの…」
「そっか。椿姫ちゃんもイロイロ考えてることがあんだな」
「うん…」
「でも、前向きに考えてやってよ。楓、本気で椿姫ちゃんのこと好きだからさ」
「……うん」
ねぇ、那津。松井が、わたしのこと好きだって、聞き間違えたんじゃないの?だって普通こんな風に好きな人に自分の親友のこと言えないと思う。
わたしなら、きっと言えないし、自分を見てもらいたいって、わたしなら思っちゃうと思うんだけど…。
「あー、あのさ」
「ん?」
「俺、椿姫ちゃんのこと好きだったよ」
「えっ…」
「いや、まだ気になってるから、現在進行形か。椿姫ちゃんのこと好きだよ」
「………」
まさか、今のタイミングで言われるとは思ってもみなくて、松井の顔を見たまま固まってしまった…。
「あー、でも。俺は、楓の応援するって決めたからさ」
「な、んで……」
「ん?なんでだろうな。楓がここまで真剣になる恋って、見たことなかったからかな」
「……松井」
「あ?」
「……ありがとう」
「ん?」
「わたしのこと、好きだって言ってくれて…。嬉しかったよ?」
「……おぅ」
「あ、松井」
「楓じゃなくて、残念だったか?」
「なに言ってるの。そんなことないよ」
「ふぅん。となり、いいか?」
「はい、どうぞ」
話しかけてきたのは、松井だった。多少はビックリしたけど、べつに残念なんて思ってない。わたしが席を少しズラして座り直すと、そのとなりに少しだけ開けてドカリと松井が座った。
「あのさ」
「うん?」
「楓は、すげぇいいヤツだよ」
「…ん?うん、前にも言ってたよね松井」
「あー、うん。そうだよな、言ったよな」
「うん。なに、どうしたの?松井らしくない」
「いや、うん…。なんかさ、見てたら、椿姫ちゃんも楓に好意持ってるように見えたからさ。なんで付き合わないのかな、って」
「あー、そう見えた?」
「うん」
やっぱり、そう見えるんだ…。坂井さんたちにも言われたもんね…。うーん、そう見えてしまうのは仕方ないことなのかなぁ…?
「美島のことはさ、キライではないよ。ぶっちゃけると、多分好きになりかけてる、もしかしたら好きなのかも…。その辺は自分でも、わかんないんだ…。自分の中でまだイロイロあって、踏み出せないの…」
「そっか。椿姫ちゃんもイロイロ考えてることがあんだな」
「うん…」
「でも、前向きに考えてやってよ。楓、本気で椿姫ちゃんのこと好きだからさ」
「……うん」
ねぇ、那津。松井が、わたしのこと好きだって、聞き間違えたんじゃないの?だって普通こんな風に好きな人に自分の親友のこと言えないと思う。
わたしなら、きっと言えないし、自分を見てもらいたいって、わたしなら思っちゃうと思うんだけど…。
「あー、あのさ」
「ん?」
「俺、椿姫ちゃんのこと好きだったよ」
「えっ…」
「いや、まだ気になってるから、現在進行形か。椿姫ちゃんのこと好きだよ」
「………」
まさか、今のタイミングで言われるとは思ってもみなくて、松井の顔を見たまま固まってしまった…。
「あー、でも。俺は、楓の応援するって決めたからさ」
「な、んで……」
「ん?なんでだろうな。楓がここまで真剣になる恋って、見たことなかったからかな」
「……松井」
「あ?」
「……ありがとう」
「ん?」
「わたしのこと、好きだって言ってくれて…。嬉しかったよ?」
「……おぅ」

