ぼくのことだけ見てなよ

ホントはもっと、坂井さんと安藤さんの話を聞くつもりが、なんとなく話が盛り下がり、そのまま寝ることになった。

わたしは寝る前に、淳平にLINEを送った。すぐに返事がきて、困ったことはないそうで安心して眠りについた。



次の日、朝起きると、なんとなくオンナ4人で朝ごはんを食べに会場へと足を運んだ。半分眠気と戦いながら、お皿に卵焼きや納豆、唐揚げやウィンナーを盛り付けてテーブルに座り、食べ始めると声をかけられた。

「椿姫、おはよう」
「あ、美島。……と、松井」
「んだよ、俺がいちゃ悪いのかよ」
「い、いや…べつに、そういうわけじゃないよ?」

あーっ!!ダメだっ!松井見たら昨日の那津の話が思い出してきて……。

「ぼくたちも一緒に食べてもいい?」
「あ、うん。坂井さん、安藤さんいいかな…?」
「わたしたちは、大歓迎だよ!朝からイケメン拝めるんだもん!」
「あ、はは…。それは、よかった…」

朝ごはんを食べ終わると各自部屋に戻り、自由行動をするために用意を始めた。

「じゃあ、及川さん、鈴井さんまた夜にね!」
「あ、うん。また夜にね!」

坂井さんと安藤さんは他の子たちと一緒に回るために、ロビーで別れる。そしてその代わりに、美島と松井がやってきた。

「よっしゃ、んじゃ、自由行動満喫すんぜ!な、楓」
「ぼくはべつに、椿姫がとなりにいればそれでいいけど」
「や、やめてよ!美島…そういうこと言うのっ」