が、それもまたもや邪魔された。


「「「おはよう 奈桜」」」



ザワッ



え?今誰が私に挨拶したの?


そーっと顔を上げて見ると、そこには笑顔で立っている悠士、瑞希、匡がいた。


な、なんで!?


驚いて挨拶ができない私を見て3人は微笑んだ。


「奈桜。俺達はあの事を認めてないから。」

「お前が戻って来れるように助けてやる。」

「信じて待ってて。」


3人とも・・・


でも、それじゃあ龍玄やめさせられちゃうでしょ?


そんな事は絶対にさせない。


だから、私は最低な事をした。


「は?何を言ってるの?」

「え?」

「先に裏切ったのは、あなた達龍玄の総長よ。
だから、あなた達も私の事を裏切った事になる。」

「ち、ちょっと待ってよ、奈桜!」

「何?
あなた達、虫がよすぎるとか思わない訳?
・・・『総長は絶対』でしょ?」


ここで龍玄と切らないとこの3人に迷惑がかかる。


傷つけてごめん!!


・・・でも、私にはこれしかできないんだ。


だから、泣いちゃダメだ。