〈よぉ、久しぶりだなぁ。匡。〉


久しぶりに聞く龍也の声。

何か様子がおかしい。


「用件は何ですか。」

〈くくっ。お前ら何かコソコソしてんなーって思ってたら、面白い事してくれよーとしてんじゃん。〉

「何の事ですか。」

〈しらばっくれるんじゃねーよ!
・・・うちの姫は情報集めんの得意なんだぜ?
何もかもお見通しなんだよ!!〉

「そうなんですか、興味が無かったので、知りませんでした。」

〈・・・ッチ。
まあいい。待ってるぜ。〉

「待つって、プツッ
・・・切れました。」


龍也の待ってるぜって何なの?

なんだか、胸騒ぎが・・・


「嫌な予感がします。龍玄の倉庫に行きましょう!」

「ええ!とりあえずタカは、あの2人を連れてきて!!」

「わかった!」


これから何が起きるか分からない。

だけど、この場にいる皆が嫌な予感がした。

一体何が始まるのか・・・