今日の朝10時東高校の校門に集合・・・

のはずなんだけど、

まだ全員そろってません。


ちなみにまだ来てないのは、

蓮華、蓮夜、羽鳥君に紗奈さん

まあ、土曜日だし、寝坊とか?


「遅ぇな。ったく、あいつらは・・・。」

「タカ、なんで一緒に来なかったの?」

「いや、流石にもう高2だからよ、世話焼かなくもいっかなとか、思ってよ・・・。」

「あのね、あの2人に関してはそんな考えは捨てた方が良いよ。」

「オレはよ、あいつらの『僕達もう高2だから、自分達で何とかできるよ。』って言葉をよ、信じてやったんだよ!!!」

「あー、はいはい。それ何回目よ。」


和佐にそう聞かれて、トドメを刺されたタカ君

見るからに灰になってる。


ちなみに“あいつら”とは、羽鳥君と紗奈さんの事。


「全く、蓮夜まで何してんのよ。」

「あいつまで寝坊とかは無いだろ。」

「うん・・・。連絡も来ないから、」


ピリリリッピリリリッ


「すまない、僕だ。」


タイミングよく鳴ったのは、匡のスマホだ


だけど、匡は画面を見たまま電話を出ようとしない。


「匡、どうしたの?」

「電話、龍也からです。」

「「「な、なんだって!?」」」


皆で一斉に見る


「スピーカーにして。」


和佐が言うと、匡は電話に出た