傷つけられた天使

Side 和佐


「これからの作戦を確認したいから、蓮夜とユキと如月君はこっち来てもらえる?」

「ん。」

「ほーい。」

「はい。」


作戦は主にこの4人で立てていく。


「…まず、最初にこの作戦班のリーダーを決めたいと思います。」

「それは和佐で良いんじゃないか?」

「それはもちろん僕でしょう!」

「僕は久遠さんが良いのではないかと…。」


このまとまりの無さは何だ。


「じゃあ、自己推薦してるユキで良いね。」

「やった!!」

「やっぱりそうなるのか。」

「え?決まりですか?」

「「「うん。」」」


当然のように3人で答えるとあっけらかんとした如月君の顔があった。


「あー、このチームあんまりそういう役職には興味ないんだよね。」

「そうなんですか。それは面白いです。」


それにしても順応するの早いなぁ。


思わず感心してしまうレベルだ。


「では!この作戦班のリーダーとなりました羽鳥 幸治です!よろしく!」


パチパチパチ


「ゴホンッ!…では、藤野君!作戦を教えたまえ!!」

「はーい。やっぱりリーダーは私がやりまーす。」

「フフッ!」

「いつもこんなんだ。」

「そうなんですか?とても楽しい作戦会議ですね!」

「ああ。」


フムフム。


いつものやりとりで受けが取れたのは初めてだな。


取りあえず馴染んでくれてとてもありがたいな。


これからは辛い事があるかもしれないがこの様子なら大丈夫かな?