傷つけられた天使

Side 瑠璃


これから、龍玄は私だけの物。


学校でも、皆のお姫様。


皆、私だけを見てくれる。


そう思っていたのに、何で人生そう簡単に上手くいかないのかしら。


昨日、香月 奈桜を階段から突き落として、それを救った藤野 和佐に怒られた。


『ワガママも大概にしろ。ふざけるな。』


今でもその言葉が頭の中で繰り返される。


ワガママ?私が?


そんなことないのに!


私は愛されたいだけなのに!!


ズクンッ


いきなり、頭が痛み出し、子供の声が聞こえる。


「なに?」


ドウシテ ダレモ ワカッテ クレナイノ?


この声、私が子供の時の?


・・・嫌だ、思い出したくない!


ナンデ?ドウシテ?


私には今があれば良いの!!


キット マタ ステラレルヨ


もう、やめて!!!


オモイダシナヨ ステラレタ トキノコトヲ


そのまま私は意識を手放した。