傷つけられた天使



チッ


頑固もいい加減にしろよ。


これが奈桜だったら、言われる前に席外してたぜ。


「・・・あなたもわからない人ですね。

まあ、良いです。
これから話す事はそんなに難しい話ではありませんので、頭が悪いあなたでも理解できるでしょう。」

「頭が悪いですって!?」

「おい。・・・瑠璃の事は気にせず話せよ。」


やっとバカ女が黙ってくれた。


本題に入るとしますか。


「ありがとうございます。

話に入らせてもらいます。

…本日僕達幹部4人は龍玄を辞めます。」


単刀直入に何の情も無く、言い切った匡。


「な!?いきなり何言ってんだお前ら!!」

「いや?いきなりじゃねぇよ。

奈桜が姫を降ろされたあの日に総長が言ったんじゃねぇか。」


拳を握りしめ、怒りで震えている悠士。


「俺達が奈桜を姫から降ろすことを認めないって言ったら、
『だったら、お前ら3人共辞めるんだな。』って言ったよね?総長。」


怒りを抑えて話す瑞希。


「・・・あぁ。言ったよ。

だけど、そん時矢尋、オメェはいなかっただろ!」


コイツはワガママか。


「・・・ハッ!お前バカだな。

俺はお前が総長の龍玄に嫌気がさして辞めんだよ。

それにコイツを姫として認めなければ辞めて良いんだろ?
だから、俺達は辞めんだよ。」

「・・・何でだ?どうしてそこまで奈桜にこだわるんだよ!?」


ガッと俺の胸倉を掴みながら言う龍也。