傷つけられた天使



「そんで、真佐と協力して〈厄介な人達〉を潰していって、新海が仕掛けてきた所でバカ総長共々潰すって事。」


淡々と話し出す和佐。


「それって1回龍玄を見放すって事か?」

「そうなるな。」


和佐の作戦に不安を隠しきれない悠士。


さらっと答える矢尋。


「お前は平気なのかよ。」

「ああ。龍玄を救う為なら。」

「・・・確かにその為なら見放した方が良いでしょう。

問題となる芽は潰していかないと。」

「俺も賛成。」


矢尋、匡、瑞希の言葉を聞き、何か言いたそうな悠士。


確かに悠士は龍玄が大好きだもんな。


見放すのはキツイんだろうな・・・。


「嫌だよ。俺、龍玄と戦いたくないよ!!」

「いや、ちょっと待て。〈龍玄〉とは戦わないぞ?戦うのは〈黒谷 龍也〉だぞ?」

「・・・え?そなの?」

「そうだ。まあ、そうやって伝わったのなら仕方ないが、お前らの好きな龍玄を潰すような事はしないよ。

後々、私達が入らなきゃいけない為にもとって置かないといけないからさ。」

「あー。そっかぁ。わかったぁ。」


フニャアと誰が見ても安心した事がわかる様に笑った悠士は


「じゃあ、後は和佐ちゃんにお任せするね。」


そう言って寝始めた。


相変わらずのマイペースで安心しました。