傷つけられた天使



「今まであった事をまとめると・・・

まず奈桜が姫から降ろされ、その後蓮華が姫になった。
・・・だが、実際は脅されてたんだよな。

そして、和真と和佐が転校してきて今に至ると。」

「なるほど。まだわからない所だらけですが、それはこれからわかる事でしょうから、今は放置しておきます。

…事態を急するのは、どのタイミングで龍也を降ろすかです。」

「ああ、そうだな。
だが、さっき言ってた〈厄介な人達〉って何だ?」

「…それは、龍也に対して恨みを持っている暴走族のチームです。」

「1つだけか?」

「いいえ。多くて4~5チームはいます。」

「・・・チッ ますます腹立ってきたわ。バカ総長。」


矢尋、匡、和佐が話合っている内容を聞いていると、龍玄が相当ヤバイ状態にある事がわかった。


「ホント、何がしたいのかしらー?」

「・・・もしかして、新海 瑠璃も関わってたりするの?」

「そこまでは、わかってないです。」

「関係してるわ。」


私が聞いて匡が答えると即答した和佐。


「蓮華様の話聞いてから、ちょっと調べてみたのよ。
・・・そしたら、新海は龍華を抜けて違うチームの姫になっていたわ。」

「な!?」

「そんで、そのチームは〈厄介な人達〉の1つよ。」

「じゃあ、新海 瑠璃は龍玄の情報を流してた事になるんですか?」

「必然的にそうなるわね。」

「クソッ」

「・・・嫌な女。」


和佐の返答を聞き、3人はうなだれた。