傷つけられた天使



そこに突き飛ばした張本人が現れた。


「藤野君!ど、どうしたの?」

「何が?」

「い、今、悲鳴が聞こえたから来てみたら・・・
藤野君と香月さんが倒れてたから。」

「あんたが突き落としたんだろ。」

「え?」

「今は授業中だ。屋上にいるのはあんたと奈桜の2人だけだったはずだ。現に誰も出て来てないしな・・・。
だとすれば、やれるのはあんたしかいないんだよ!もし、これで奈桜が死んでたらどうするつもりだった?

・・・ワガママも大概にしろ。ふざけるな。」


和佐が静かに怒ってる。


「ご、ごめんなさい。」


新海は涙目になりながら謝った。


「もう2度と関わって来るな。」

「はい。」


そのまま和佐は踵を返して階段を降り始めた。


お姫様抱っこのまま。


「一応保健室行くぞ。」

「え!良いよ。教室戻ろう?」

「顔色も悪い。寝ろ。」

「はい。」


保健室のベットで寝かされた私は、本当に寝てしまった。