傷つけられた天使



「何言ってんのよ。和真。」

「和真と和佐は矢尋が今の学校に呼んでくれたんです。」

「そうなんだ。それ私も協力しても良いかな?」

「そうしてもらえれば力強い。よろしく頼む。」

「それで?どういう事を考えてるの?」

「俺が龍玄の総長になる。」


ブーーーーッ!!


「うわ。蓮華汚ねぇ。」

「あんたが変な事いうからでしょう!」

「蓮華様、タオルでございます。」


和佐がさり気なくタオルを渡す。


「ありがとう。・・・それで?作戦は?」

「それは、これから和佐と蓮夜に考えてもらいたい。」

「「はぁ!?」」

「私と蓮夜ですか?」

「何か、問題でも?」

「いえ、特に思い当たりません。」

「よし!じゃあ、任せた!!」

「「・・・かしこまりました。」」


そういえば、蓮夜さんって蓮華さんの護衛なのかな?


「あの、蓮華さんと蓮夜さんは主従関係なんですか?」

「そうよ。和真と和佐と同じね。」

「申し遅れました。私、久遠 蓮夜(くおん
れんや)と申します。以後お見知りおきを。」