―――私に対する嫌がらせが始まったのは1ヵ月前からだ。


私はこの東高校を支配する暴走族〈龍玄〉の姫だった。


皆で集まれば、バカ騒ぎして、ケンカする事もあれば、大笑いする事もあって、とにかく楽しかった。


だけど、そんな生活もすぐ崩されたんだ。


ある日、いつものように龍玄の幹部室で匡と悠士と瑞希とでダラダラしていたら、龍也が1人の女の子を連れてきた。


その子の名前は久世 蓮華。


なぜ連れて来たのか分からず、私達4人は困惑していた。


その時龍也が
「蓮華を龍玄の姫にする」と言った。


そして、私に爆弾を落としたのである。


「お前は龍玄の姫に相応しくない。この部屋から出ていけ。」と。