Side 矢尋
寝起きの悪い奈桜も起こし、ようやく昼飯が食える。
さっき、和佐から和真に考えがあると言われたから、聞いてみるか・・・。
「そんで?和真の考えっつーのは?」
「俺が龍玄の総長になる。」
ブーーーーッ!!
い、今とんでもない言葉が聞こえたような…。
「わー。矢尋汚ねぇ。」
「お、お前がとんでもねぇ事を言ったんだろうが!!」
「落ち着け落ち着け。どー思うよ、和佐?」
「まあ、言い出すかなー?とは思ってたけど、こんなに早いと思わなかったわ。」
「なんで、和佐はそんなに冷静なんだよ!!
それより!どうしてそういう結論が出たんだよ!!」
「えー?親もやってたって言うし、気になるじゃん?」
「だから?」
「そう♪」
と、ニッコリ笑った目の前の顔を1発殴りたいです。
「それだけじゃないでしょう?和真。」
今まで無反応だった奈桜が突然和真に聞いた。
他に理由があるのか?
「うん。簡単な話だよ。
今おかしいのは龍玄の総長だけ。他の幹部達はまとも。それに龍玄は良いチームだ。無くしたくない人も多い。
・・・だから、おかしくなってる総長だけを辞めさせて、俺と和佐と奈桜が新しく入る。
ね?簡単でしょ?」
確かに簡単そうに聞こえる。
だが、いきなり出てきた人間が総長となると幹部どころか下っ端達も混乱する。
それにまだ久世蓮華の素性がはっきりしてねぇ。
「・・・それを実行する為の作戦があるのか?」
「まだ考えてる段階だからね。作戦はないよ。
でも、急がないと龍玄自体無くなるよ?」
何が起こるかわからないんだし。と続けた。
「そうなんだよ。何が起こるかわからない。でも、どうすれば良いのかわからない。」
「とにかく、その作戦はこれから考えていくわ。逐一報告する。」
「ああ。」
「そんで、そのバカ総長が連れてきたって言う女の子って誰なの?」
あー、言ってなかったか・・・。
言っても大丈夫かな。奈桜。
心配しつつも、言わなきゃ話にならねぇと思い、言った。
「久世 蓮華」
「「え?」」
何だ?和真と和佐の反応がおかしい?
「何だよ。」
Side 矢尋 End
寝起きの悪い奈桜も起こし、ようやく昼飯が食える。
さっき、和佐から和真に考えがあると言われたから、聞いてみるか・・・。
「そんで?和真の考えっつーのは?」
「俺が龍玄の総長になる。」
ブーーーーッ!!
い、今とんでもない言葉が聞こえたような…。
「わー。矢尋汚ねぇ。」
「お、お前がとんでもねぇ事を言ったんだろうが!!」
「落ち着け落ち着け。どー思うよ、和佐?」
「まあ、言い出すかなー?とは思ってたけど、こんなに早いと思わなかったわ。」
「なんで、和佐はそんなに冷静なんだよ!!
それより!どうしてそういう結論が出たんだよ!!」
「えー?親もやってたって言うし、気になるじゃん?」
「だから?」
「そう♪」
と、ニッコリ笑った目の前の顔を1発殴りたいです。
「それだけじゃないでしょう?和真。」
今まで無反応だった奈桜が突然和真に聞いた。
他に理由があるのか?
「うん。簡単な話だよ。
今おかしいのは龍玄の総長だけ。他の幹部達はまとも。それに龍玄は良いチームだ。無くしたくない人も多い。
・・・だから、おかしくなってる総長だけを辞めさせて、俺と和佐と奈桜が新しく入る。
ね?簡単でしょ?」
確かに簡単そうに聞こえる。
だが、いきなり出てきた人間が総長となると幹部どころか下っ端達も混乱する。
それにまだ久世蓮華の素性がはっきりしてねぇ。
「・・・それを実行する為の作戦があるのか?」
「まだ考えてる段階だからね。作戦はないよ。
でも、急がないと龍玄自体無くなるよ?」
何が起こるかわからないんだし。と続けた。
「そうなんだよ。何が起こるかわからない。でも、どうすれば良いのかわからない。」
「とにかく、その作戦はこれから考えていくわ。逐一報告する。」
「ああ。」
「そんで、そのバカ総長が連れてきたって言う女の子って誰なの?」
あー、言ってなかったか・・・。
言っても大丈夫かな。奈桜。
心配しつつも、言わなきゃ話にならねぇと思い、言った。
「久世 蓮華」
「「え?」」
何だ?和真と和佐の反応がおかしい?
「何だよ。」
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