――――時は戻って現在 もう一度奈桜の眠り顔を見てみる。 やっぱり、美人だ。 皆どこを見て奈桜の事をブスだ何だって言ってやがんだ。 言ってる奴らの方がヤバイ顔してるじゃねぇか。 それに、理由も無く奈桜を大切な居場所から追い出した事も気に入らねぇ。 ナメた事してくれやがって。 でも、こうして奈桜のそばにいれるようになったから、少しは感謝してやるよ。 ほんの少しな。 「なあ、和佐。俺にちょっと考えがあるんだけど。」 Side 和真 End