「チッ・・・バカ総長と話し合えないなら仕方ないわね。」
とうとう我慢できずに舌打ちしたね。和佐様。
今の和佐はすごい怖いオーラが漂ってる・・・
「こっちから出向いても良いんじゃないのか?」
「それは、矢尋が裏切り者にされちゃうからダメ!」
「チッ・・・」
はーい。今の舌打ちは宮野君でーす。
コメント無しですねー。
「今日のあの机とか陰口とかは何だ?」
「ぇ、あ、えと!」
うおーい!いきなり話振るのやめようかー。
「あれは、私が姫じゃなくなった途端始まったんだ。」
「まあ、恐らくは奈桜が姫である事が気に食わなかった奴らの仕業だと思うけどな。」
「ふーむ。完璧なイジメね。」
「教室の女子達は俺達に群がって来たな。」
「あれは俗に言う媚売りってやつよ。」
「ああ。あれが媚売り・・・。」
2人とも容姿が良いからだろうな。
でも、媚売りってすぐわからなかったのかな。
すると私の考えてる事が読めたのか、和佐が説明してくれた。


