和佐から話を聞いたけど、かなり内容は重かった・・・んだよね?


それに、ここに来て宮野君が初めて言葉を発したけど、


「何か、宮野君のキャラ変わってない?」


と、つい言葉に出てしまった。


「あー。それはね、今話してた通り無愛想でしょ?だから、キャラ作りしたのよ。前の学校だと必要なかったんだけどね。」

「何でだ?」


おお!矢尋も登場した!!


「小中高大で一貫校だったから、和真の素に慣れてる人は多かったけど、転校となったらそうはいかないじゃない?だからよ。」

「無愛想で言えば、矢尋もそうだよねー。」

「あ?んな事ねぇよ。」

「いや、そんな事あるわよ。」

「うん。お前とは同じニオイがするぞ。」

「やめてくれ。」


あれ?そういえば何か引っかかった様な・・・


「ねえ!宮野君の転校前の学校って、もしかして・・・」

「「宮藤大附属だが(だよ)?」」

「えー!?超お金持ちで超頭が良いところじゃん!!」

「それもそうだけど、宮と藤でお前何か思いつかないのか?」


と、急に聞いてきた矢尋。


「え?えーと・・・?」


はあー×3


はい!3人の重々しいため息頂きました!


「和真の名字は?」

「宮野」

「和佐の名字は?」

「藤野・・・あ!」

「やっと気づいたか。」

「うわあ!すごいねえ!

あれ?でも、それこそ転校しちゃまずかったんじゃ?」