何度も君を






「あ、あと…火使うときに薪が少ししかないなって思ったんだけど…何故だか良李が新しいものを持ってきてくれると思ったのよね。女の勘ってやつ?」


にひひ、とわざと声を出して笑う。


ぼけはその言葉を聞いてまた固まってしまった。


もしかして、記憶が少し残っている…!?



「すごいね。まるで、前から僕のことを知っているみたいだよ」


ふざけて言ったつもりだった。

何の意味も持たないはずだった。



「確かに、初めて会った気がしないのよね。何年も一緒に居るような、安心する感覚」


彼女は付け足して「何でだろうなー…」とぼそっと呟いた。