愛に結ばれた蝶








気が付くと病院にいて

右目に包帯が巻かれていた




『大丈夫ですか?』



医者に聞かれ頷いた



『大丈夫です…
あの…何で僕
包帯なんて巻いているんですか?』


『おや
覚えていませんか?』


『はい…
ナイフを持った人が向かって来た所までは
覚えているんですけど…』


『そうですか…
では落ち着いて聞いてくださいね

藤井結さん
アナタの右目は
もう見えなくなります』


『……え?』


『ナイフを持った人と言うのは
通り魔で
アナタのお兄さんを襲おうとしていました

しかしアナタが
お兄さんを庇った

そのことに驚いた通り魔は
胸元を刺そうとして
アナタの右目を刺してしまったんです

それにより中の網膜がやられてしまい
アナタの右目はもう見えません

左目だけ見える状態になるでしょう』





何も言えなかった

ただただ事実を受け入れた