雪の夜





そんな問題を抱えながら、あいつの正体を知っているという人物との約束の日になった。




ずっと安静にしていたから、いくらかは
マシになったがやっぱり足は引きずってしまう。



「おいおい、その格好で行くのか?」




店長は私の姿を見て、ぎょっとしたように
私を見つめる。




ドレスコードがあるというレストランだが、私は普段通りの編上げの黒ショートブーツにショートパンツ、タンクトップという出で立ちだ。




「別にいいでしょう。ドレスなんてめんどくさい」




「お前がいいなら、俺は何も言わんが」