限界を向かえた手を振り払われると、 発砲音が鳴り響いた。 あと少しで頭をぶち抜かれるところだったが、反射的に避けたお陰で窓ガラスが盛大な音を立てて割れる。 相手の舌打ちが聞こえると共に、腹を蹴られた。 椅子で腰を強打してすぐに立ち上がれない。 また発砲音がして、横に反転した。 どうやら頬に当たったみたいだ。 血がたらりと流れた。