解放の本

「解放の本に書いたことを消せばどうなるんだろう?」

書いたことが本当になるなら、消せばもとに戻ったりしないかな?

「鉛筆で書いたなら、きれいに消せば願いは消されるよ。しかし、これはペンで書かれているねぇ。修正液で消した願いは消されない」

「じゃあどうすればいいの……?」

紙を破ったらダメかなあ。でも協力な魔力を持っている本に傷つけたら大変なことになりそうだ……

「この場合、見和さんが願ったことを消したいと思いながら本に触れればいい」

「見和さんは、願いを消そうと思うでしょうか……」

私がそう言うと、女の子は笑って

「大丈夫だ。そのことはあの2人の医者が何とかしてくれるだろう。」

と言った。

「じゃあ、オレガノさんと南天さんに聞いてきます!」

扉を閉めると、なぜか見和さんは昔の見和さんに戻ってくれると思うようになれた。部屋にいたときはあんなに不安だったのに。

「もしこの事件が解決したら、太部はどうなるんだろうね」

「私は平和になる予感がするよ!」

予感が当たる笑莉がそう言うならきっと間違いない。