熱い夏の日

「バカ……」


真っ赤な顔をして、俺を見る瑞希。

そんな瑞希の顔をもっと見たい俺だけど、出店はもうすぐそこ。


「その顔、なんとかした方がいいんじゃねぇ?」

「えっ?」

「顔、真っ赤」


そう言うと、瑞希は繋いでいた手を離し、両手を頬に当てる。


「もう着くぞ」

「……って、颯のせいでしょ!!」


そう言いながら、俺の腕を叩く。

そんな行動一つ、可愛く思うのは、俺がかなり惚れてる証拠。


「って、だから、さっきの答えは?」


そう言いながら、出店に入ろうとする俺の腕を掴む。


「秘密」


そして、俺は瑞希の頭をポンポンと叩く。


「えぇーっ!」


そんな俺達を見ていた、ゆう兄とおばさん。

出店に戻って手伝いをする俺達。

ゆう兄とおばさんから、からかわれたのは言うまでもない――…



【End】