熱い夏の日

その途中――…


「あのさ……、聞いていい?」

「何?」


隣を歩く瑞希を見る。


「私の事いつから好きだったの?」


まっすぐ俺の目を見て聞く。

あまりにもストレートな質問に俺は少し焦る。


『いつから』って……

別に焦る必要もないし、答えられるけど。

お前、本当に気付いていなかったんだな。


俺が、ずっと瑞希だけを見ていたって事を――…


親父達の仲が良いのと、家が近所って事もあり、俺達は産まれた頃からずっと一緒だった。

そして、俺は、物心ついた頃から、瑞希の事を女の子として見ていた。

素直で元気な瑞希の事を、可愛いと思っていた。

そして、俺は小さい頃から

『瑞希はボクが守る』

そう、いつも言っていた。

犬に吠えられ怖がる瑞希の手を取り、瑞希を庇うようにして歩いたり。

二人で留守番をしていた時、突然、雷が。

雷が苦手な瑞希が怖がらないようにずっと手を握っていたり。

子供なりに、俺は、一生懸命、瑞希を守ろうとしていた。