熱い夏の日

こんな事言うつもりなんてなかった。

でも、瑞希に変な勘違いをされているのも嫌だった。

だったら、これをチャンスに瑞希に気持ちをぶつけてみようと思った。

幼なじみの俺達。

気まずくなるのは嫌だ。

だから、密かに想い続けていた。

今まで近すぎて、気持ちを伝えて、気まずくなり、瑞希との距離が出来るのがずっと怖かった。

だから、正直、気持ちを言おうと思えたのは


瑞希も俺の事?


と思ったからというのもあるけど。

黙ったまま見つめ合う俺達。

何も言わない瑞希。


なんで、何も答えてくれないんだ?


俺は、瑞希の反応が怖くて、何も言えないでいた。

ドキドキと緊張をしながら、瑞希の反応を待つ。

そして、やっと瑞希は口を開く。


「ねぇ……、颯の好きな人って誰?」


まっすぐ俺を見つめ、そう言った。


「お前、それマジで言ってんの?」


あまりにも鈍感な瑞希に苛立つ。