熱い夏の日

「瑞希の事を見ていたらわかるよ。だって、お前わかりやすいもん」


お兄はケタケタ笑いながら私を見る。


私ってそんなにわかりやすい?


「あっ!って事は颯にもバレてるのかな?」


わかりやすいって事は、私の気持ち、颯にバレている可能性が。


どうしよう……


「いや、アイツは気付いていないよ」


お兄の言葉にホッとするのだけど


「って、何でお兄がそんな事わかるのよ」

「だって、お前ら二人、わかりやすいもん」


そう言うお兄は、やっぱり笑っている。


颯もわかりやすい?

だから、私の気持ちに気付いていない?


お兄が言っている事がいまいちよくわからない。


うーん……


「瑞希、手止まってる」


準備をしている手が止まっていた。


「あっ、ごめん」


慌てて準備をする。