ヒエラルキーの悪夢

恋愛(ピュア)

紅凍/著
ヒエラルキーの悪夢
作品番号
1238509
最終更新
2015/07/26
総文字数
1,801
ページ数
5ページ
ステータス
未完結
PV数
25
いいね数
0
「ワタシか?ワタシの名は日向 愛実だよ」
「こんな根暗なんぞに話しかけて……」

新たな風が、私の恋を踏みにじる
あなたはなんで、私の恋を応援してくれないの

「ははっ 自意識過剰のお馬鹿さんめ」
「ワタシを悪役だと思い込んだって構わない」
「正々堂々と、ワタシを潰しに来いよ」

あなたの望んだ通り、正々堂々と潰してあげる
あなたが泣いて「もうやめて」って言うまで

「ワタシと君、どちらが先に潰れるかね」
「賭けたって構わん。ワタシが勝ってやろう」

ただ、あなたが跪けばそれで終わるのに。
どうしてあなたは、気高い孤狼のままなの。
ふざけないで。私の幸せを踏みにじったくせに

「…ワタシは孤狼よりウサギじゃないか?」
「日向は孤狼だろ。アホの狼」
「酷くないかい?ワタシは黒ウサギだ」
「鳥でもいいだろ。鳥頭だし」
「さっちゃんはワタシにだけ厳しすぎないか」
「気のせい気のせい」

あなたのその笑顔が、私の心を刺してくる。
私の幸せのために、さっさと_______

「……他人を踏みにじって手に入れた幸せに、
なんの価値があるのかね」

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