お姫様と王子様

「・・・うん、別におかしいとは思ってないよ。俺も絵本のお姫様好きだった時期あったし」



「えっ!!」



聞きたいことがいっぱい頭に浮かんできた



それ本当?
なんていう絵本?
どんな話?
好きだった時期っていつ頃?



しかし、優樹は私の返事を聞きたくないという風に窓の外を見た



「雨、弱くなってるね。そろそろ帰ろうか」



そう言いながら



カバンの中から折りたたみ傘を取り出した