お姫様と王子様

*



今度と言ったけど



もう私が気になりすぎて次の日に約束した



「優樹の家から私ん家めっちゃ遠いじゃん」



「そんなことないよ。ちょっと歩くけど」



「そのちょっとの道のりが長いんだよ」



玄関で出迎えてくれた優樹を見上げる



「いつも私の家まで送ってくれてありがとね」



「なんで今?俺が送りたくて送ってるからいいの」



笑って私の言葉を背中で受け



「とりあえず入って」



と、私は優樹の後ろに続いて所沢家に足を入れた