お姫様と王子様

ズーンッと沈む私達を嘲笑うかのように



時計の針はもうすぐ7時30分になろうとしていた



「リンゴ食べようよ」



突然思い出したように顔を上げて立った優樹



冷蔵庫からリンゴを取り出し



さっきの卵に醤油を入れた犯人とは思えない手際の良さでリンゴの皮をむいていく



「はい、とりあえずこれだけ
後は元気になってから何か作ろ」



見とれていると、あっという間に美味しそうなリンゴがテーブルの上に出された