斗真先生は、痛がっている俺を鼻で笑い、 「もう一度言う。俺が呼んだら入れ」 「…はい」 俺が返事をすると満足したのか、教室に入っていく。 『おーい座れー』 中から、だるそうな声を聞きながら俺は、叩かれた頭をさする。 そういや1年6組はひかりと同じクラス? やっべー、マジで嬉しい。 家でも学校でもひかりに会える…! 『斗真ー。入れー』 俺が一人で廊下で喜んでいると、名前が呼ばれた。