そのまま洗面所でフリーズしていた私をよそにあおくんはクスッと笑って自分の部屋に行った、はず



そこからはどうやって学校に行ったのだろう?




「「きゃぁーーー!」」

「「かっこいいーー!」」




悩む私と悩む私を問い詰める麗華のこの何ともいえないムードを引き裂いたのは、これまでにない黄色い歓声。




「もしかして噂をすれば...?!」



「麗華~、見えないよ~!」


身長168cmの麗華と、身長148cmの私とでは、約20cmの身長差。

                    


「え~!めっちゃかっこいー!ひかり、あたしはあっちに観察に行ってくる!」



と言って、麗華はイケメンセンサーをビンビンにしながら去っていった。










そして、取り残された私...