そう、これでいい。



あたしに、陸なんてやっぱり勿体ない。



あたしが今コクったら、陸は付き合うに決まってる。



それがまた、結果的に陸を苦しめる事になってしまうかもしれない。



だから、あたしと陸は、付き合っちゃダメなんだよ…。



先生と生徒の、禁断の恋並みに、しちゃいけない恋愛だったんだ…。



「あの、咲良…。
オレからも話が……」



「あっ!! 陸、ごめん!

あたし、友達に呼び出されてて。
ごめん、また後でねっ!」



「あっ...」



咄嗟に嘘を言うと、あたしは屋上を飛び出し、階段を駆け下りた。



そして教室に戻り、中に入ると、まだ賑やかで宴会騒ぎ状態だった。