ワイワイと賑わう教室を離れ、あたし達は屋上へ向かった。
教室とは打って変わって、屋上はとても静かだった。
それでも下からは、騒ぐ声が聞こえて来ていた。
終始無言のあたし達。
沈黙を破ったのは、あたしの方だった。
「り、陸っ!
あっ、あのね!」
あたしの考えは、もう決まっていた。
誰がなんと言おうと、あたしは自分で出した答えを揺るがすつもりはない。
「…あのね……
やっぱり今朝呼び出したの、別になんでもなかったんだ!
ただ、言いたかったのは…
陸と、最後に写真が撮りたくてさ!
卒業記念に!
だから……一緒に写真、撮って貰っても、良いかな…?」
「あ、ああ…」


