本当………あの時萌絵に声を掛けて貰えなかったら、今頃あたしは女友達が出来ないどころか、クラスで孤立していたかもしれない。



考え過ぎなのかな。



萌絵と暫く話していると、陸が教室に入って来た。



「陸、おはよう」



「あっ、咲良… おはよ」



陸は、何故か困ったように微笑んだ。



今まで陸は、あたしと別れてからも、ずっと普通に接してくれた。



そして、七海が亡くなった時、精神的に不安定なあたしを、ずっと傍にいて支えてくれたのも、陸だった。



そんな陸に、あたしは再び…恋に落ちてしまった。



ごめんなさい、七海。



ごめんなさい、陸。