校門を通り、校舎内に入り、廊下を歩きそれぞれの教室でリコと別れた。
教室に入ると、教室内は綺麗に装飾されていて、黒板には【卒業おめでとう!】と真ん中に大きく書かれ、その周りに、沢山の寄せ書きが書いてあった。
「咲良、うきてぃー!」
萌絵が笑顔で声を掛けて来た。
「萌絵、おはよう」
あたしも笑顔で萌絵に返す。
「いよいよ卒業式さぁ」
「うん」
「咲良、今までにふぇーでーびる」
「あたしこそ、ありがとうだよ。
萌絵、あの時あたしに声掛けてくれて、ありがとう、あたし嬉しかったよ」
あの時思った事を、素直に萌絵に伝えると、嬉しそうな顔をして照れていた。


