W大学医学部。



あたしがこれから試験を受ける大学だ。



今日までに、たくさんたくさん、受験勉強を必死でして来た。



髪も、元の髪色に染め直した。



すっかり真面目になったあたしを、リコは嬉しそうに見守ってくれた。



泰代はと言うと、自分の思い通りに動かないあたしを見てムカついたのか、あたしの事をシカトし、あたしへの怒りを静めるかのように、また更にたくさんの男と遊ぶようになった。



多分、泰代は大学には行かずに、そのまま就職するのだろう。



そんな事を考えながら大学の中に入り、試験会場の教室に足を踏み入れた。



黒板に貼り出された座席表を見て、自分の受験番号が書いてある席に着席した。