「咲良、切符」



フェリー乗り場で、七海があたしに切符を差し出した。



「えっ、でも…」



「気んかいさんけー。
遠慮しないで、切符買っちゃったしさ」



七海に無理矢理切符を手に渡される。



「あっ、ありがとう……」



もう、そう言うしか無くなってしまったあたし。



七海って、こんなに大人びてて、背が高くても、あたしより2つも年下。



年下に切符奢って貰うなんて、なんかあたし、年上なのに情けないな…。



こうして、七海とフェリーに乗り、宮古島に到着し、そこから路線バスで、ショッピングセンターの前まで乗り継ぎ、ついに到着。



ショッピングセンターに入った途端、あたしのお腹が盛大に鳴った。